『課題の分離』が必要なわけ・・・

 

 

こんにちは^^

生きづらさ解消カウンセラー木島です。

 

 

あなたはアドラー心理学の『嫌われる勇気』を

読んだことがありますか?

 

今回はこの本の解説ではないのですが

アドラーの教えで  私が大切な考え方だなぁと思っていることを

お伝えしたいと思います。

 

 

アドラーは  人間関係において『課題の分離』が大切だと言っています。

 

『課題の分離』とは

この問題は『自分の課題』か『相手の課題』かを明確にした上で

相手とお付き合いしましょう・・ということです。

 

分離という言葉は  冷たい響きに感じるかもしれませんが

そうではなく

むしろ『課題の分離』が曖昧なために人間関係が苦しくなる

ということが多いのです。

 

 

例えば

何かの問題で悩んでいる家族や友人がいるとします。

 

その場合 

その問題は『相手の課題』であるわけなのですが

自分が何とかしてあげようとして相手の問題に踏み込み過ぎてしまう・・

ということを  人はやりがちなのです。

 

相手への適度な助言や温かい言葉がけなどは

相手が問題解決に向かう時の励ましになるのでいいと思うのです

そののちに「相手は変わったのか?」「問題を解決できたのか?」

ということにまで関心を持ち過ぎて

相手の中に踏み込んでしまうことで

人間関係が悪くなってしまうということがあるのです。

 

伝えるべきことがあるなら伝え

共に前に進みたいと思う気持ちを相手に示したなら

あとは相手の意思に任せることが大切です。

 

たとえ相手が自分の思うように行動していないとしても

相手を変えることなど出来ません。

 

コントロール出来ないことをしようとすることで

お互いに疲弊してしまうこともあるのです。

 

 

また

 

自分が『役に立つ人』になりたくて

誰かのお世話を買って出る人がいます。

 

自己重要感が低い人がやりがちなのですが

無意識ではあっても

人の役に立つ人になることで

自分で自分を認めたい

とか

人から認められたいという心理状態だと言えます。

 

または

寂しさや不足感から

そのようにしてしまうこともあるでしょう。

 

ですが

それをしてはいけないのです。

 

 

それの何が問題なのかと言うと・・・

 

その相手の人は『お世話される人』と勝手に位置付けられ

お世話をされればされるほど生きる力を奪われ

お世話する人に依存したり

その挙句に怒りを溜め込み爆発することって多いのです。

 

勝手に

『人にお世話されなければ上手く生きられない人』

にされたのですから

怒りが湧き上がって当然です。

 

 

そのような理由から

自分と相手の『課題の分離』を適切に行うことが

良好な人間関係を保つ上では

とても大切なことになるのです。