お母さんは可哀相な人ですか?

 

 

こんにちは^^

生きづらさ解消カウンセラー木島です。

 

 

今日は『親子逆転』について話したいと思います。

 

『親子逆転』と聞いて  どんなイメージが浮かびますか?

 

親がしっかりしていないから  子どもがしっかりしている・・

というようなイメージではないでしょうか?

 

どこか微笑ましいというような・・

 

 

ですが

 

実は

親子逆転になってしまうと

子どもにとっては辛い一生を送ることにもなりかねない

という怖い現実があるのです。

 

 

では親子逆転になると

子どもはどんなふうになるのでしょうか?

 

親子逆転は  母と娘との間で起こりやすいので

母と娘との親子関係を例に話してみましょう。

 

親子逆転になった娘は

母親を支え助けることが まるで自分の使命であるかのように

母親にとっての幸せを最優先に考えるようになります。

 

自らが母親が喜ぶような人生を生きようとしたり

母親が病気になったり高齢になった時には

自分の生活を犠牲にしてまでも

必死に介護するということにもなります。

 

そして

自分自身の楽しみや喜びは何なのかということについては

よく分からなかったりもします。

 

『母親の目から見た自分はどうか?』という思考になっているのです。

 

では

このような人生を娘は喜んで生きているのか?というと

実は

ある時点からはとても負担に感じていたという人は多いのですが

だからといって止めてしまうことは出来ないでいるのです。

 

なぜなら

心に大きな縛りがあるので

止めようとした途端に大きな罪悪感に襲われるからです。

 

 

では

親子逆転はどのようにして出来上がるのでしょうか?

 

これはズバリ言って

幼少期からの家族関係が原因です。

 

幼少期に

両親のケンカが頻繁に(または強烈なケンカが数回)ある場合

子どもにとっては母親の方が可哀相に見えることが多い

ということがあります。

 

または

母親が病弱だったり

周囲の人達にひどい目に遭わされた話や

愚痴や苦労話ばかり聞かされて育つと

 

娘の潜在意識の中に

お母さんは可哀相な人・・

お母さんを支え助けてあげなければ・・

という思いが刷り込まれます。

 

その結果が

親子逆転ということになるのです。

 

とは言っても

母親はそんなことを意識してしていたわけではなく

ただ

自分という人間のことを娘には知っていてもらいたい・・

娘には良き理解者でいてもらいたい・・

という思いだけだったりします。

 

それでも

受け取る娘にとっては

大きな縛りになっていたということなのです。

 

 

なので

幼い子どもの前での夫婦喧嘩は控えること

 

そして

思春期までの子どもに自分の人生を語る時には

苦労話だけを話すのではなく

嬉しかった出来事や楽しかった出来事も

同じくらいの分量で話すことが大事なのだと思います。